治らないと言われたひざ痛(膝関節症)が治った!!

       治らないと言われた膝関節症が良くなった!
 
ひざ痛治療(膝関節症)ー私の体験
 昭和55年、私が農林水産省をやめて仙台に引っ越し、血液循環療法の二代目の先生に入門した時、先生は高齢のためすでに現役を引退していた。しかし、ちょうどその時うまいことに膝の悪い70歳代の女性が治療を依頼してこられた。先生は私に「血液循環療法」を教えるために治療を引き受けてくれた。その女性は長年両膝が悪く、病院や治療院などで治療を受けたが治らず、最後は著名な鍼灸の先生から「このひざは治らない」と言われたという。
 膝が曲がったままで伸びず、歩くのもひどく、痛みが出ていて困っておられた。
 先生は患者さんを仰向けに寝かせてお皿の骨(膝蓋骨)の周囲を治療された。親指を使ってきめ細かく押圧する。丁寧に時間をかけ押圧する。次に、患者さんをうつ伏せにしてひざ裏を親指できめ細かく押圧する。次に、膝を曲げてみる。可動域が悪い。また治療する。曲げてみる。可動域が少し改善する。約1時間そんな治療を続けて1回の治療が終わる。患者さんは「膝が軽くなりました。」と喜んで帰られる。翌日、また患者さんが治療に来られる。患者さんは毎日治療に来られた。少しづつ良くなっているようだった。数回治療を見学してから、今度は私も治療を手伝わせてもらえることになった。先生と2人で片方の膝を同時に治療するのだ。私は見様見真似で先生のやるとおりに押圧を繰り返すだけだった。これでいいのかどうか本当は分からなかった。
患者さんは約1か月くらいほぼ日曜日以外毎日熱心に通ってこられスタスタ歩けるまでに回復された。まさに奇跡的な回復だった。時間さえかけて丁寧に治療すればどんなにこじらせていてもよくなることを体験した。
 先生は「お皿の骨の周囲の治療をよくやって、お皿の動きをよくすることが秘訣だ。」みたいなことをおっしゃた。
 しかし、悪いところにシコリがあることは教えてもらえなかった。
 先生は「ここを治療すれば必ずよくなる場所がある。そこを見つけて治療するのだ。」と良くおっしゃっていた。
後で、臨床経験を積むうちに「悪いところにシコリがあり、そこがポイントである。」ことが解った。

お皿の周囲の押圧治療
お皿の周囲の押圧治療
ひざ裏の押圧治療
ひざ裏の押圧治療